歯周病や口内炎は、よく起きる口内トラブルです。

歯周病は、歯のまわりが炎症を起こす病気です。歯と歯茎のすき間に細菌が繁殖することで起こります。
健康な状態の歯茎にはすき間はありません。しかし、細菌の集まりである歯垢が歯と歯茎の間にたまると、歯茎が柔らかく赤くなります。そして血が出やすくなったり炎症が起きたりします。

歯垢を放置しておくと、歯石というかたまりに変化します。
歯石は自力で取ることができません。そうなる前に、しっかりとオーラルケアを行って歯周病を防ぐ必要があります。
日々の歯磨きでは、殺菌成分や歯茎の炎症を予防する成分であるフッ素が入っている歯磨き粉を使いましょう。

口内炎は、さまざまな原因が考えられます。栄養不足やストレス、口の中を噛んでしまうことなどが挙げられます。
中でも多いのが、アフタ性口内炎です。明確な原因は分かりませんが、免疫力が低下した時や疲れがたまっている時などに起こります。

食事の時に気になる場合や痛む場合、薬を使って早めに治しましょう。服用する錠剤や口内炎に直接貼るもの、口内炎に塗って使用するものなどがあります。症状などに合った薬を選ぶことが大切です。
また、口内炎ができないように普段からバランスのよい食事を心がけましょう。睡眠をとることやストレスをためないことも大切です。

なお、口内炎は通常1、2週間で自然に治ります。なかなか治らない場合やくり返す場合は、病院に行きましょう。